佐藤健を愛するため、鈴木亮平&黒木華が実践したこととは?
TBSテレビ放送60周年特別企画として放送される連続ドラマ「日曜劇場『天皇の料理番』」の製作発表記者会見が20日、都内で行われ、主演の佐藤健をはじめ、共演の黒木華、鈴木亮平、桐谷健太、柄本佑、高岡早紀、佐藤蛾次郎、芦名星、武田鉄矢、加藤雅也、美保純、杉本哲太、郷ひろみ、小林薫ら豪華なキャストたちが一堂に会し、撮影の苦労話などを語った。
「天皇の料理番」は、明治から昭和の激動の時代に、西洋料理のシェフになりたいという夢を持った片田舎の青年・秋山篤蔵(佐藤)が、フランス・パリでの修業を経て、26歳で“天皇の料理番”(宮内省厨司長)にまで上り詰めていく姿を、史実に基づいて描きだす人間ドラマ。
TBSの連続ドラマ初主演で、初のシェフ役に挑む佐藤は「料理経験はゼロで、包丁を触ったこともなかったんです。刀は触ったことがあったけど(笑)。だから去年8月から料理学校に通い、一から教えてもらった。食べることも好きだから、中途半端じゃなく、やるならちゃんとやりたいという思いがあって、手を出してこなかったんです」と料理に並々ならぬ思いのあることを明かし、「家で時間があれば、野菜を切って練習したり。キャベツの千切りなら、普通の人より速く切れるんじゃないかなあ。周囲からも『今回は主役のおまえにかかっている』と会うたびに言われて、もうプレッシャーで、最後は考えないようにしました」と笑顔で話す。
病に侵され悲劇的な運命を生きる篤蔵の兄・周太郎にふんするため、20キロの減量を行い撮影に臨んだという鈴木は、「半年かけて減量したんですが、いざ撮影に入ると、食べていないので集中力はないし、頭はぼーっとしてくるしで、いっぱいいっぱいになってしまった。プロデューサーから『表面的でなく、本心から佐藤健を愛してください』と言われ、毎日『るろうに剣心』のDVDを観て、寝る前に必ず健くんのことを思い出して、かわいいなあって考えていました」とコメントすると、妻役の黒木も「わたしも同じことを言われたので、わたしは健さんの“日めくりカレンダー”を使いました」と打ち明け、笑いを誘っていた。(取材/岸田智)
連続ドラマ「天皇の料理番」は4月26日よりTBS系にて放送(毎週日曜よる9時)初回は2時間スペシャル