鈴木亮平、留学の目的は女の子だった?「不純な動機」と苦笑
TBS系ドラマ「天皇の料理番」(毎週日曜・後9時~)における役づくりのため、20キロの減量に挑んだことで話題の鈴木亮平が20日、上智大学で行われた、同作と文部科学省による留学応援イベントに出席。自らの海外経験を振り返りながら、学生たちにアドバイスを送った。会場となった講堂には留学を目指す若者だけでなく「鈴木に会ってみたい!」というファンが多数詰め掛けた。
佐藤健ふんする主人公が、海外修行を通じて夢を実現する姿を描く本ドラマと、留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」がタイアップした同イベント。登壇した鈴木は、かつて留学を決心した理由について「アメリカの女の子に恋をしたのがきっかけ」と笑顔で明かす。
小学生のころに家族でアメリカ・ロサンゼルスを訪れ、中学生になってオーストラリアへ行ったときに留学を意識したという鈴木は、その後に参加したサマーキャンプでアメリカ人の女の子に恋をしたことで留学熱が高まったといい、「不純な動機ですよ」と苦笑い。高校1年生で2~3割しか英語を理解できない状態で留学したそうで、「言葉が不自由なので引っ込み思案になって、クールな留学生だと思われていた」と明かすと、「留学先でドイツ人の彼女ができて、ドイツ語も勉強し始めたんです」と続けて会場の笑いを誘う。
さらに「差別はちょっとあったけど、海外体験で打ちのめされたことやネガティブになったことも無い」とポジティブに語る鈴木は、「海外に行くと、自分と向き合う機会が多くなる思う。海外でしか学べないことがある!」と熱弁。「僕も夢を追っている途中。(当時は)大人から、『今の若者は』と言われるのがすごく嫌だった。『やるときはやるんだぞ』という思いで進んできた」と続けると、最後は英語で「最終的な目標として、イチローさんや渡辺謙さんや三船敏郎さんのようにアジア人男性のイメージを変えたいと思っている」と今後のビジョンを語った。
同作は、明治から昭和にかけての激動の時代に、西洋料理のシェフになりたいという夢を持った片田舎の青年が、天皇の料理番にまで上り詰めていく姿を描くドラマ。主人公の秋山篤蔵を佐藤が演じ、篤蔵の兄・周太郎役を務める鈴木が、病のため弁護士の夢を断念した悲劇の男を熱演する。(福住佐知子)
連続ドラマ「天皇の料理番」は4月26日よりTBS系で放送(毎週日曜夜9時~、初回2時間スペシャル)