水谷豊、フランスロケの思い出は豪華なケータリング!
俳優の水谷豊が16日、都内で行われた映画『王妃の館』公開直前トークイベントにエンディング曲を担当する小野リサと共に出席した。本作の撮影を振り返った水谷は、豪華なケータリングが一番記憶に残っていることを明かし、満足げな様子を見せた。
スーツ姿で登場した水谷は、客席に向かって「ボンジュール」と照れくさそうな笑顔であいさつ。この日は、各界から招待された25人の女性ゲストに劇中に登場する17世紀フランスの宮廷料理を再現した豪華な食事が振る舞われ、「今日は僕もそちら側にまわりたい」と水谷をうらやましがらせた。
小野は、本作のエンディング曲である「PLAISIR D’AMOUR(愛の喜び)」を含む3曲をフランス語で歌いあげ、その美しい歌声で会場を魅了した。小野の歌声を堪能した水谷は、「いいですねぇ」とうっとり。「うちの奥さんの蘭さん(伊藤蘭)も小野さんのファンなんですよ」と興奮気味で、「田中麗奈さん、吹石一恵さん、安達祐実さんもファンなんです」と共演者の名前を次々にあげて小野を称賛した。
22日間に及ぶフランス・パリでのロケを敢行した同作は、ルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿での撮影も話題。水谷の一番の思い出は撮影中のケータリングだったそうで、「すごいんですよ。前菜からメイン、飲み物からデザート、フルーツまでそろっていて、ぜいたくな撮影でしたね」と振り返る。食事をするとデザートまで食べないと気がすまないという水谷を大満足させたようだった。
本作は、浅田次郎の同名小説を実写化。「王妃の館」と呼ばれるパリの一流ホテル「シャトー・ドゥ・ラレーヌ」を舞台に、天才小説家・北白川右京(水谷)をはじめとした個性派ぞろいのツアー客たちが巻き起こす騒動を描く、笑って泣けるエンターテインメント。試写を観た小野は、「さまざまな楽しみ方ができる映画。何回観てもいろんな発見がある」と感想を語っていた。(福住佐知子)
映画『王妃の館』は4月25日より全国公開