ホラー界の巨匠ウェス・クレイヴンが2作品をテレビシリーズ化決定!
映画『エルム街の悪夢』や『スクリーム』シリーズでおなじみのホラー界の巨匠ウェス・クレイヴン監督が、アメリカのケーブルチャンネルSyfyのもと、映画『壁の中に誰かがいる』と作家ダリル・グレゴリーの小説「ウィー・アー・オール・コンプリートリー・ファイン(原題) / We Are All Completely Fine」の2作のテレビシリーズ化を進めていることがThe Hollywood Reporterほか複数メディアで報じられた。
これらは、クレイヴン監督が、先日UCP(ユニバーサル・ケーブル・プロダクション)とファーストルック契約(製作費をスタジオが支援する代わりに、その支援したスタジオが優先的にプロデューサーや監督の企画を製作・配給できるというもの)を結び、同社の傘下にあるケーブルチャンネルSyfyで企画しているテレビシリーズ作品。
まず、ダリル・グレゴリーの小説「ウィー・アー・オール・コンプリートリー・ファイン(原題)」は、クレイヴン監督、Syfy、UCPが共同で製作する予定で、過去にまるでホラー映画のような恐ろしい実体験をしてトラウマになっていた5人の患者から、心理学者がその体験をひもといていくというもの。クレイヴン監督自身が脚本を執筆し、パイロット番組の監督も務めるようだ。製作総指揮は、映画『ボーン・レガシー』のベン・スミスとジェフリー・M・ワイナーの制作会社キャプティヴ・エンターテインメントとサラ・ボットフェルドのインダストリー・エンターテインメントが手掛けることになっている。
また、『壁の中に誰かがいる』は、1991年にクレイヴン監督自身が手掛けた作品で、そのストーリーは、ロブソン・ファミリーの領地内で、ある若い女性が行方不明になり、彼女を捜索し始めると、その領地内の何世紀にもわたる恐怖の歴史を知ることになるというもの。製作総指揮は、映画『ゼイリブ』シェップ・ゴードンの制作会社アライヴ・プロダクションズとマイケル・ライス、トレイシー・マーレイ、サラ・ボットフェルドの制作会社インダストリー・エンターテインメントが担当する。
ちなみにクレイヴン監督は、MTVでテレビ版「スクリーム」の製作総指揮を務めており、今後も彼のテレビ進出作品がますます増えそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)