今井雅之、大腸がん明かす…手術や副作用の影響で「発声に限界」主演舞台降板
俳優の今井雅之(54)が大腸がんを患っていることを、21日、自身のブログや所属事務所を通じて公表した。またこの影響により、5月1日より全国公演を予定していた主演舞台「THE WINDS OF GOD」を降板することが発表された。
今井は自身が出したコメントの中で「昨年大腸を患い検査を行ったところ大腸癌であることがわかり、緊急手術を行いました」と明かし、現在は抗がん剤治療を行っていると説明。舞台降板については、「開腹手術、また抗がん剤による副作用等の影響で、舞台上での発声に限界があり、お客様に完璧な状態で舞台をお観せすることが出来ないと判断」したためであるという。
「THE WINDS OF GOD」は、5月7日の宮城公演などを含めた3公演が中止となるものの、重松隆志(41)が代役を務め全国ツアーを敢行するという。またブログには「今井本人は可能であれば5月下旬の公演に出演出来るようにと、現在は体に負担のかからない程度のお仕事とリハビリに日々邁進しております」とも書かれており、今井は舞台への参加を今でも望んでいるよう。今年2月に行われた「THE WINDS OF GOD」製作発表会見で今井は、ライフワークとしていた同舞台で主演するのは今ツアーで最後になると話していた。
昨年がんであることは明かされていなかったが、腸の緊急手術をして医師から「余命3日」と宣告を受けたということが話題となっていた今井。製作発表会見では、当時の状況を「大腸が腐って破裂寸前だった」と語っていた。(濱島裕)