阿川佐和子、伊勢神宮の20年に1度の遷宮を捉えたドキュメンタリーに感動!
作家でタレントの阿川佐和子が24日、109シネマズ二子玉川で行われたドキュメンタリー映画『うみやまあひだ ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~』の初日舞台あいさつに宮澤正明監督と共に出席した。宮澤監督とはゴルフ友達で、チャラいイメージしかなかったという阿川は、「ゴルフウエア姿しか見たことのないロン毛の宮澤さんが、素晴らしいドキュメンタリー映画を撮った。全国津々浦々、皆さんに観ていただいて、日本人についてもう一度考え直してみようという気持ちになった」と絶賛した。
【動画】『うみやまあひだ ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~』予告編
本作は、写真家の宮澤が初メガホンを取り、長年写真に収めてきた伊勢神宮を映像で撮り上げたドキュメンタリー。10年間伊勢神宮を撮り続けてきた宮澤だけが撮影を許された20年に1度の大祭「式年遷宮」の貴重な映像、日本の「森」に長年真摯(しんし)に向き合い続ける各界の第一人者たちのインタビューの数々などを交え、森の中を散歩しているような美しい自然の映像が観る者の心に響いてくる。中でも、映画監督の北野武(以下、武)や、京都大学名誉教授の田中克ら12人の賢者たちの声は必見。
広報部長を自ら買って出たという阿川は、「今日で2回目の鑑賞ですが、4Kの映像で観させていただいて、改めて感動した。武さんをはじめ、12人の魅力的で変な人たち(笑)の言葉が改めて心に染みてきた」と感動した様子。さらに、「今時間に追われてイライラしている方、不安を感じている方も多いと思いますが、脈々と流れてきた日本人の自然に対する心を思い出せば、『日本はまだ大丈夫、間に合うよ』という希望が湧いてくる映画」と熱く語った。
一方の宮澤監督は、「伊勢神宮に10年で約200回通っていると、森に対する畏怖の念が湧いてきた」といい、「この映画のポイントは三つ。4Kの美しい映像と美しい音楽、そして12人の賢者たちが日本の未来についてたくさん語っていますので、そこをぜひ観ていただきたい」とアピールした。なお、この日は、本編にも登場する石垣秀基氏による尺八演奏、木曽木遣り衆による生唄も披露された。(取材:坂田正樹)
映画『うみやまあひだ ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~』は公開中