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シュワちゃんを直撃!異色の独立系ゾンビ映画に出演した理由

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作品について語るアーノルド・シュワルツェネッガー
作品について語るアーノルド・シュワルツェネッガー

 トライベッカ映画祭(Tribeca Film Festival 2015)で、話題のソンビ映画『マギー(原題) / Maggie』についてアーノルド・シュワルツェネッガーが語った。

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 本作は、近未来を舞台にゾンビのウイルスに感染してゾンビ化していく娘マギー(アビゲイル・ブレスリン)と、苦悩しながらそれを見守る父親ウェイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)の関係を描いた異色のゾンビ作品。CM界出身のヘンリー・ホブソンがメガホンを取った。

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 映画『ターミネーター』などの大作に出演してきた彼が、独立系のゾンビ映画に出演した経緯は「今作と『ターミネーター』のような作品は、なかなか比較できるものではない。だが今作は、僕がこれまで出演してきた大作とは違って、僕の演技に重点が置かれたドラマの構成で、これまで出演した映画の中でも最も人間的な作品だ。僕が演じたウェイドは農家で働く力強い男で、これまでさまざまな困難を乗り越えてきたものの、娘のウイルス感染だけは簡単に乗り越えられず、精神的にも傷つき、これまでとは異なった役であることが出演理由だ」と答えた。

 ホブソン監督とのタッグについて「ある人は『CMしかやっておらず、長編作を撮影したことのない監督をどうやって信頼するのか?』と聞いてくるが、僕にとっては、どれだけ映画を製作してきたとしても、ビジョンを持っていない監督なら駄目だ。彼は脚本に記されたキャラクターの解釈が明確で、さらに背景の映像も(スタッフのために)自分で思い描いた映像に近い写真を事前に準備していて、彼なら安心して任せられると思った。プロデューサーでもある僕としては、(若手)監督の権限を(スタッフが)守るように見張っていた」と気配りをしていたようだ。

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 今作での娘と父親の関係について「映画内では、一貫性を持った、父親の娘に対する無条件の愛が重要だった。感染した彼女は、ゾンビ化のまん延を防ぐために、隔離された場所に送られるべきだが、過去に注射を打たれて、人が徐々に死んでいく様を見てきた父親は、ゾンビ化していく娘を送り出すことはできない。そのため、できる限り娘を守ろうとする。それが僕にもチャレンジだった。なぜなら、真実味のある演技にこだわったからだ」と語ったように、ひと味違うアーノルドが観られる。

 映画は、若手演技派女優アビゲイルとアーノルドの葛藤する家族関係が見応えのある作品だ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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