『シンデレラ』本年度洋画ナンバーワンの大ヒットスタートで1位!
映画週末興行成績
27日、興行通信社が発表した土日2日間(4月25日~26日)の全国映画動員ランキングでは、ディズニーの名作アニメを実写映画化した『シンデレラ』が初登場1位を獲得。続々と公開されるゴールデンウイーク映画の中で、頭ひとつ抜け出した。全国521スクリーンで公開され、動員41万9,796人、興行収入5億5,610万8,800円を記録。今年公開の洋画で第1位となるオープニング成績をマークした。
初日から満席スタートの劇場が続出し、老若男女を問わず幅広く集客。女性客が中心だが、ファミリー層、カップルの姿も多数見受けられ、男性客の評価も高かった模様。昨年、空前の大ブームを巻き起こした『アナと雪の女王』のその後を描いた短編アニメ『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』が同時上映されたことも、好調の一因として考えられそうだ。
岩明均による大ヒット漫画を実写映画化した2部作の後編『寄生獣 完結編』は6位に初登場。全国422スクリーンで公開され、動員20万4,691人、興収2億7,071万2,500円を記録。前作の初日2日間興収(興収3億4,033万7,300円)対比で約80%という結果になった。
北野武監督作『龍三と七人の子分たち』は7位にランクイン。全国246スクリーンで公開され、動員14万6,590人、興収1億8,465万8,300円を記録した。また、浅田次郎の同名ベストセラー小説を水谷豊主演で映画化した『王妃の館』が8位に初登場。全国258スクリーン公開で、動員4万440人、興収5,050万8,500円を記録した。さらに京都アニメーション制作の人気テレビアニメを「過去篇」「未来篇」の2部作で映画化した青春ファンタジー『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来篇』は9位にランクイン。全国31スクリーンで公開され、動員3万1,587人、興収4,659万2,100円を記録した。
今週末は『フォーカス』『ビリギャル』『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2015年4月25日~26日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『シンデレラ』:1週目
2(2)『名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)』:2週目
3(1)『ドラゴンボールZ 復活の「F」』:2週目
4(3)『ワイルド・スピード SKY MISSION』:2週目
5(4)『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』:2週目
6(初)『寄生獣 完結編』:1週目
7(初)『龍三と七人の子分たち』:1週目
8(初)『王妃の館』:1週目
9(初)『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来篇』:1週目
10(5)『映画 暗殺教室』:6週目