高橋伴明監督、20年ぶりエロス作…奥田瑛二&柄本佑“義理親子”が共演
高橋伴明監督が、邦画初のヘアヌードで話題となった鈴木砂羽主演の『愛の新世界』(1994)から約20年ぶりにエロス作品に挑んだ映画『赤い玉、』が、9月より公開されることが決定した。主演は奥田瑛二が務めており、奥田の娘である安藤サクラの夫・柄本佑も同作に出演している。
高橋監督が今回テーマにしたものは、人間誰しも経験する“性の老い”。葛藤と焦燥感にさいなまれつつ、人生の半分を過ぎようとする男たちが「不確かなもの」を探し求め続けるさまを描く。
奥田演じる主人公の時田修次は、大学で教壇に立ちながら、自らは新作映画の撮影に入れないでいる映画監督。映画とは自らの経験が投影される、そう考えている時田は、自分はまるで映画の登場人物のように人生を流浪しているとも思っていた。美しい30代の愛人・唯(不二子)に支えられ、新作の脚本に取り掛かっていた時田は、彼の前にある日現れた女子高生・律子に徐々に人生が狂わされていく。律子にはオーディションで選ばれた期待の新人・村上由規乃がふんし、そのほか高橋惠子らが脇を固めている。(編集部・井本早紀)
映画『赤い玉、』は9月よりテアトル新宿ほかにて公開