訃報『ホビット』の撮影監督が死去
映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズの撮影監督アンドリュー・レスニーさんが、現地時間4月27日に心臓発作で亡くなった。The Hollywood Reporterほか複数のメディアが報じている。
アンドリューさんは1956年に生まれ、オーストラリアン・フィルム・テレビジョン・アンド・ラジオ・スクールで学び、卒業後テレビ番組「サイモン・タウンゼンツ・ワンダー・ワールド(原題) / Simon Townsend’s Wonder World」にカメラマンとして参加。その後、撮影監督として映画にも関わり、『ベイブ』『アイ・アム・レジェンド』『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』などのヒット作を手掛け、さらにピーター・ジャクソン監督とのタッグでは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ホビット』シリーズ、『キング・コング』などの大作にも関わった。『ロード・オブ・ザ・リング』では、アカデミー賞撮影賞を受賞している。
アンドリューさんの最後の作品となった映画『ザ・ウォーター・ディヴァイナー(原題) / The Diviner』で監督を務めたラッセル・クロウは、アンドリューさんの死について「ホーム(オーストラリア)から衝撃のニュースだ。光のマスター、天才、アンドリュー・レスニーが亡くなった」とツイートしている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)