マッツ・ミケルセンが初来日!12日日本最速上映会で舞台あいさつ
6月27日に公開される映画『悪党に粛清を』のプロモーションで、『007/カジノ・ロワイヤル』の悪役などで知られるマッツ・ミケルセンが初来日することが決定した。
【動画】マッツ・ミケルセンが復讐の鬼と化す……!映画『悪党に粛清を』予告編
『しあわせな孤独』(2002)『アフターウェディング』(2006)などデンマークの女流監督スザンネ・ビア作品で注目を浴び、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)の悪役ル・シッフル役で国際的にブレイクして以来、『タイタンの戦い』(2010)や『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011)などハリウッドでもひっぱりだことなったデンマーク人俳優マッツ・ミケルセン。
トマス・ヴィンターベア監督作『偽りなき者』(2012)では第65回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞。主演作『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(2012)が第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート。2013年からスタートした映画『羊たちの沈黙』のレクター博士こと、ハンニバル・レクターの若かりし日々を描く海外ドラマ「ハンニバル」でレクターを怪演し、好評につきシーズン3まで製作決定。2010年には母国で映画界への貢献からデンマークの女王陛下マルグレーテ2世よりナイトの称号を授与されるなど、快進撃が続くマッツが、新作映画『悪党に粛清を』を引っ提げて初めて来日する。
マッツは本作について「古典的なジレンマに興味を覚えたんだ。越えてはならない線をもし越えたら人間はどうなるか。聖書の教えの1つはこうだ、 “左の頬をも向けなさい”復讐してはならないとね。でも旧約聖書は報復も認めているし、人間の心にはどうしても復讐の念がわいてしまう。そこで問われるのは個人が裁くか法に裁いてもらうかだ。『悪党に粛清を』ではこの問いを扱っているんだ」とコメント。7年ぶりに再会した妻子をあっけなく殺された男の怒り、絶望を描いた本作に込められた普遍的なテーマを分析している。
本作は5月12日に新宿武蔵野館で日本最速上映会が行われ、マッツが舞台あいさつに登壇予定。(編集部・石井百合子)
映画『悪党に粛清を』5月12日舞台あいさつ付き日本最速上映会チケットは、5月2日よりチケットぴあで発売
映画『悪党に粛清を』は6月27日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開