チャップリンの遺体を誘拐し、身代金を要求!実話の映画化7月日本公開
チャップリンの遺体を誘拐し、身代金を要求するという実際に起きた驚きの事件を基にしたフランス映画『チャップリンからの贈りもの』が7月18日より日本公開されることがわかった。『神々と男たち』で第63回カンヌ国際映画祭グランプリに輝いたグザヴィエ・ボーヴォワ監督がメガホンを取り、『チャップリンの黄金狂時代』『街の灯』『ライムライト』など名シーンをちりばめて、とことんツイていない人間たちのコミカルな大騒動を描き出した。
主人公は、お調子者のエディと、入院中の妻の医療費が払えなくなるほど貧しい生活を送っている親友のオスマン。そんなときテレビから「喜劇王チャップリン死亡」という衝撃のニュースが。エディは埋葬されたチャップリンのひつぎを盗み身代金で生活を立て直そうと、弱気なオスマンを巻き込み決死の犯行へ。ところが詰めの甘い計画は次々にボロが出て……。
チャップリンの遺族の全面協力を得て、彼が晩年を過ごした美しい邸宅や墓地をロケ地にした本作。併せて公開されたチャップリンの墓を掘り起こすシーンの場面写真は、実際にチャップリンが眠る墓地の10メートル横で撮影されたという。特別出演しているチャップリンの息子や孫娘の姿も見逃せない。(編集部・市川遥)
映画『チャップリンからの贈りもの』は7月18日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開