真野恵里菜「今日は泣きません」 パトレイバー最終章に感無量
「機動警察パトレイバー」の実写化プロジェクト最終章となる映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の初日舞台あいさつが1日、都内で行われ、筧利夫、真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、森カンナ、高島礼子ら警視庁特車二課のメンバー11名と押井守監督が出席した。シリーズ最後の初日舞台あいさつとあって真野は感無量の様子で、言葉を詰まらせる一幕もあったが、「今日は泣きません」と気丈にコメント。「たくさんの人たちに観ていただけるよう、わたしたちも頑張りますのでこれからもよろしくお願いします」と笑顔を見せた。
和やかに壇上に上がった特車二課の面々。筧が冒頭「今日、この日までに気を付けたのは悪さをしてFRIDAYに載らないこと。作品に迷惑を掛けないように清く正しく生活してまいりました」と威勢の良いコメントで笑いを誘ったが、真野は「これが最後なのかと思うと、さみしい気持ちがあります」としみじみ。「久しぶりに(共演者の)みんなと会うといつもよりも距離感があるなって思ったりもしました。(でも)こうやって出会ったみんなはいつまでも戦友です」と話した。
押井監督も「長い仕事になりましたけど、気が付いたら今日という日が来ていて驚きです。それだけパトレイバーから離れたことがなかった3年間でした」と感慨深げ。高島はそんな押井監督に「わたしは以前から正真正銘の押井ファン」とラブコールを送り、「(ファン故に)いろいろ頭の中で考えすぎて、現場ではハチャメチャになっていました。NGを出したのも、わたしが一番多いんじゃないですか」と笑顔で撮影を振り返っていた。
映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は全国公開中。自衛隊の戦闘ヘリコプターを強奪した謎のテロリストグループと、警視庁特車二課パトレイバー中隊との死闘を描く。(取材・文:名鹿祥史)