U2ボノ、自転車事故からギター弾けず…回復まで1年以上かかる見通し
昨年11月の自転車事故で大けがを負ったロックバンドU2のボノが、事故から5か月が経過した今も、ギターが弾けない状態が続いていることを明かした。再びギターが弾けるようになるまで、少なくとも1年はかかる見通しだという。
ボノは左手の指を思うように曲げることができないといい、「(自分の手が)誰かの別の人の手なんじゃないかって感じている。神経は1週間で1ミリメートル治るっていわれているんだ。だから僕は、手の感覚が戻ったとわかるまで13か月も必要ってことさ」とその症状についてNew York Times紙にコメント。
一方で「肩のけがはだいぶ良くなった。顔のけがもね」と体のほかの部分は回復しつつあるという。またボノは「でも手のけがはひどいんだ。ギターが弾けないくらいね」と苦しい胸の内をあらわにしながらも、「メンバーは気にしていないみたいだけどね」と仲間に支えられている様子を見せている。
自転車事故は、昨年11月にニューヨークのセントラルパークで発生し、ボノは眼窩(がんか)、肩、ひじ、左手を負傷。事故後の1月、ボノはバンドのオフィシャルサイトで、自身のひじにチタン製のプレートを入れたことを告白しており、「自分が考えているよりも、回復することは難しいようだ。これを書いている今も、ギターが弾けるようになるかはわかっていない」とつづっていた。
バンドは現地時間5月14日にカナダのバンクーバーで行われるコンサートを皮切りに、北アメリカ&ヨーロッパツアーを開始する予定。ボノも同ツアーに参加する。(編集部・井本早紀)