夏菜、実はネガティブ…世間のイメージとのギャップを明かす
女優の夏菜が12日、都内で行われた映画『鏡の中の笑顔たち』の完成披露試写会に白石隼也、中尾明慶、喜多一郎監督と共に出席。明るく元気な世間のイメージに対し、「ポジティブに見えて実はネガティブ」と自身の内面を語った。
同作はカリスマ美容師として技術だけを追い求めてきた青年が、都会から地元に戻り人々との触れ合いを通して自身と向き合い成長していく人間ドラマ。
主人公の同僚・まりを演じた夏菜は、「まりはひと一倍人努力しないとダメなタイプ。わたしも同じで、人と同じくらい(の努力)じゃうまくできないので、努力型なタイプなところは似ていると思いました」と自身の役を紹介。続けて、「ポジティブに見えて実はネガティブなところも似ているなと思いました」と共通点を挙げ、「(明るいのは)表の部分で、実はネガティブに考えがちなタイプなので」とギャップのある一面を明かした。
また、「仮面ライダーウィザード」などでも人気の白石は、撮影前に特訓を重ねた役づくりを述懐。行きつけの美容室へ閉店後に勉強しに行くなど入念に準備したそうで、「(撮影中は)ほとんどウィッグでしたけど、ワンシーンだけ本当に髪を切らせていただいて。ワンテイクで決めなければならなかったので緊張しました」と手に汗握る撮影を振り返った。
一方、カフェの店長を演じた中尾は撮影期間がわずか1日だけだったことをいじられながらも、「役者という仕事に夢を抱いてこの世界に入ってきて、彼(白石)が演じた役じゃないですけど、自分が何のためにやってきたんだろうと改めて考えさせられる作品でした」と真摯(しんし)な表情を見せていた。(中村好伸)
映画『鏡の中の笑顔たち』は5月30日に公開