ピース又吉、三島由紀夫賞逃すもポジティブ「読んでもらえただけでうれしい」
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が14日、都内で行われた映画『シンデレラ』川柳コンクール表彰式に出席。イベント後の取材で処女小説の「火花」(文藝春秋刊)が第28回三島由紀夫賞の受賞を逃したことについて問われると、その知らせをイベント中に聞いたと明かし、「候補に入れていただいて、ちゃんと読んでもらえているんだなってうれしかった」とポジティブなコメント。「綾部ももう知っていると思うんですけど、なんて言われるんやろ」と相方の反応も気にかけていた。
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ちょうど本イベントと発表が重なった第28回三島由紀夫賞。又吉は「(発表があってから)スタッフもちょっと気をつかったのか時間を置いて言ってくれたんですけど、報告される前からみんながすでに重い表情だったので『あ、アカンかってんな』って」と落選したことを事前に察したといい、結果については「読んでもらえただけでうれしい」とサバサバした反応。
次回作についても、「今回の作品もすごく気合を入れて書いたんですけど、せっかくなんで続けて(小説を)やっていきたいです。面白いものが書けたらいいですね」と意気込み十分。自身の今後の立ち位置については「基本10割芸人で、それ以外のところで小説を書くというスタイル。嫌やったら全部やめたらいい」ときっぱり。この日の川柳コンクールに絡めて「今の気持ちを川柳で」とリクエストされると「それは急に難しいです。傷付きますよね」と苦笑いではぐらかしていた。
本作は古くから人々に親しまれている「シンデレラ」の物語を実写化したラブストーリー。イベントには元宝塚歌劇団男役トップスターの大和悠河も登場。シンデレラ風の衣装に身を包んで、その美貌で会場を沸かせていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『シンデレラ』は全国公開中