有村架純、ファンとの触れ合いに感激!
女優の有村架純が17日、都内で行われた、『映画 ビリギャル』大ヒット舞台あいさつに、伊藤淳史、吉田羊、土井裕泰監督と共に出席した。有村は、「撮影しているときは思ってもみなかった」という本作の大ヒットを記念し、観客に大入り袋を手渡しするファンサービスを実施。「みなさんと身近に触れ合えることができ、直接お礼をお伝えすることができてうれしく思っています」と感激しきりだった。
本作は、学年ビリの成績の女子高生・さやか(有村)が塾講師・坪田(伊藤)と出会い、二人三脚で慶應大学を目指す姿を、家族の愛や仲間との友情を交えて描いた青春ストーリー。公開後、原作小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」はミリオンセラーを達成。映画も公開16日目(5月16日現在)にして観客動員数120万6,800人、興行収入14億7,300万円を突破し、先週発表された興行収入邦画ランキングでは第1位を記録した。
この快挙をくす玉を割ってお祝いした有村は、「信じられないですね。嬉しいの一言」とにっこり。また、若い世代だけではなく、シニア世代やファミリー人気が高いことを受け、「この映画が皆さんの中のコミュニケーションツールとして役立っているのかと思うとすごく嬉しい」と打ち明けた。
一方、GWに家族で観たという伊藤は、「観てくれる世代が変わっていくのは口コミのおかげだと思う」と口コミの威力に驚くと共に、「(普段は)そんなことないが、この作品は観たいと思って両親や妻に声をかけて観に行った」と報告。初日舞台あいさつで「SNSを活用してください」「目指せ、アナ雪」と話していた吉田は、「冗談で言っていたが、本当に大ヒット御礼舞台あいさつが叶いまして、この映画が持つ愛の底力を実感しているところです」と喜びをかみしめた。
この日は、有村らが会場を練り歩き、観客に大入り袋を配布するというファンサービスも行われた。スターから直接受け取れるとあり、会場は一時騒然となるものの、吉田は最上部、有村は端の方にまで足を運ぶなど丁寧に対応。その後、有村は「一人一人にお渡ししたかったのですが…受け取ってくださった方、有り難うございます」とお礼の言葉を述べると、映画についてはタイトルにかけて、「ビリからトップになれたんじゃないかなと思います」と照れながらコメント。最後は、全員が深々と頭を下げ、感謝を表した。(取材・文:鶴見菜美子)
『映画 ビリギャル』は全国公開中