松嶋菜々子「半沢直樹」福澤克雄監督と17年ぶりタッグ！

　女優の松嶋菜々子が、8月に放送されるTBSテレビ60周年特別企画「2夜連続スペシャルドラマ」で、「半沢直樹」などの福澤克雄監督と1998年の「SWEET SEASON」以来、17年ぶりにタッグを組むことが明らかになった。

【写真】松嶋菜々子、戦争に翻弄されながらも信念を貫く女性に…

　満州事変から第二次世界大戦、朝鮮戦争の時代を舞台にした本作は、戦争で家族と別れ、時代に翻弄（ほんろう）されながらも、博愛の精神と家族への愛を貫いた女性の生きざまを描く。主演を務める松嶋が演じるのは、従軍看護婦になることを決意し、女性の自立と国のために身をささげる主人公・天野希代。赤紙を受け取り、理想に燃えて戦地に赴くものの、満州での日本軍のやり方に矛盾を感じ、博愛精神を持つ満州開拓団の男性と恋に落ちる女性だ。撮影は国内各所に加え、中国で1か月に及ぶ長期ロケを敢行する予定になっている。

　「海外ロケもあり壮大なスケールで描かれる終戦70年記念の作品に携われること、とても光栄に思っております」と切り出した松嶋は、「戦時中の過酷な環境下でも互いを信じて生き抜く母子の絆や国境を越えた友情が描かれている物語です。撮影はこれからですが、17年ぶりにご一緒させて頂くことになった福澤監督をはじめ、共演者、スタッフの皆さんと一緒に頑張りたいと思います」と意気込みを述べた。

　一方、企画・編成と担当する瀬戸口克陽は、「凛とした佇まいと内に秘めた芯の強さを併せ持つこの作品の主人公は、今では当たり前になってきている“女性の社会進出”の先駆け的な存在でもあります。そんな、時代を象徴する女性を演じられるのは松嶋菜々子さんしかいない、と思い、今回出演をお願いしました」と起用理由を明かした。続けて、「激動の時代に信念を貫いて懸命に生きた一人の女性の生き様と家族愛の物語を丁寧に描いていきたいと思っています」と本作に懸ける熱い思いを語った。（編集部・吉田唯）

TBSテレビ60周年特別企画「2夜連続スペシャルドラマ」は8月に放送