小泉孝太郎&武田鉄矢が初共演!臓器売買の闇と医療倫理に迫る
俳優の小泉孝太郎が、7月12日にスタートするWOWOWのドラマ「死の臓器」に主演し、俳優の武田鉄矢と初共演を果たすことが明らかになった。小泉は真実の報道にこだわる一方で、報道の正義に翻弄(ほんろう)されるテレビ番組制作会社のディレクター・沼崎恭太を、武田は医療倫理のはざまで葛藤する医師・日野誠一郎を演じ、医療現場の暗部に迫る。武田との初共演に小泉は、「百戦錬磨の方で凄まじい存在感があるので、考え過ぎずに直感を大事にして、新人の挑戦者として自分の感覚や感性のまま演じたいと思います」と意気込んだ。
麻野涼の同名小説を基にした本作は、臓器移植をテーマに、臓器売買の闇と移植医療の倫理を描く社会派医療サスペンス。小泉ふんする主人公が富士の樹海で発見した腎臓を摘出された女性の遺体と、臓器移植手術による「人体実験」容疑を掛けられた医者・日野の接点から発展する「臓器売買」疑惑を描く。
小泉がWOWOWドラマ初出演にして初主演を務め、初のジャーナリスト役に挑むほか、豊原功補、小西真奈美、小木茂光、川野直輝、新妻聖子、柴俊夫ら実力派俳優陣が脇を固める。共同でメガホンを取ったのは『脳内ポイズンベリー』『ストロベリーナイト』などの佐藤祐市監督と、「世にも奇妙な物語」シリーズなどの演出家・植田泰史。同じく「世にも奇妙な物語」シリーズなどの高山直也と「トクソウ」などの鈴木智が脚本を手掛ける。
「WOWOWのドラマは骨太で見応えあるドラマを作っているということは感じていたので、今のこの30代半ばという年齢から考えても、こういった社会派ドラマをやりたいと感じていました」と話す小泉は、「そして、そういったことをちょうど考えてマネージャーと話していた3日後に、このドラマ出演のお話があり嬉しかったです。あとあと振り返った際に、30半ばでの大きな転機となるような作品にしたいと思います」と本作に懸ける熱い思いを語った。(編集部・吉田唯)
WOWOWの日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 死の臓器」は7月12日より放送(夜10時~、全5話、第1話無料放送)