ルーカス、撮影直前にミレニアム・ファルコンにNG!デザインを大幅変更していた!
初公開映像で知る『スター・ウォーズ』撮影秘話
『スター・ウォーズ』シリーズで、ハン・ソロの宇宙船として活躍するミレニアム・ファルコン号が撮影直前に、ジョージ・ルーカスの指示により、デザインを大幅変更していたことがわかった。あと6日に迫る『スター・ウォーズ』シリーズ6作のデジタル配信(販売)に含まれている新ボーナス映像のインタビューで、ルーカスと共に制作に携わったロジャー・クリスチャンとジョー・ジョンストンが明かしている。
二人によると、ミレニアム・ファルコン号は、当初は細長いデザインを予定していたそう。模型が作られた後、当時放映されていたSFテレビシリーズ「スペース1999」に登場する宇宙船と酷似していたことに気付いたルーカスが、撮影日が迫っていたにもかかわらず、デザインを却下。デザイナーたちは急きょ、円盤型のミレニアム・ファルコンの制作に取り掛かかることになったという。
ジョーは当時を振り返り、「まったく違うデザインなら何でもよかった。たとえ円盤でもね」と突然の状況に大混乱していたことをうかがわせる一方で、「僕は空飛ぶ円盤に見えるのは避けたくて、いろいろな部品を外して変形させたんだ」と短い時間ながらこだわり抜いたデザインに仕上げた様子。ちなみにオリジナルの細長いデザインのものは、レイア姫の宇宙船として劇中で使用されている。
シリーズ初の試みとなるデジタル配信(販売)では、今まで発売されたビデオ、レーザーディスク、ブルーレイやDVDに収録されてない新ボーナス映像が1エピソードにつき2個ずつ収録。ロジャーとジョーのインタビューは新ボーナス映像「宇宙(ユニバース)の創造」として、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に収められている。(編集部・井本早紀)
『スター・ウォーズ』シリーズのデジタル配信(販売)は6月1日にスタート 6作同時配信