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『ジャージー・ボーイズ』のヴィンセント・ピアッツァが挑戦した新作映画とは?

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ヴィンセント・ピアッツァ&ニック・サンドウ監督
ヴィンセント・ピアッツァ&ニック・サンドウ監督

 映画『ジャージー・ボーイズ』で注目された若手俳優ヴィンセント・ピアッツァが、新作『ザ・ウォナビー(原題) / The Wannabe』についてニック・サンドウ監督と共に語った。

【動画】『ジャージー・ボーイズ』本編映像

 本作は、マフィアに憧れる青年トーマス(ヴィンセント)が、マフィアの大物ジョン・ゴッティの裁判に興味を持っていたある日、クイーンズのストリートフェアで出会った女性ローズ(パトリシア・アークエット)と恋におち、いつしか彼女と共にジョン・ゴッティの裁判に関わろうと犯罪に手を染めていくというドラマ。多くのテレビ番組で活躍するニック・サンドウがメガホンを取った。

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 製作の経緯について、ニックは「僕の友人が、2000年頃に、実在のカップルが起こした事件について記された複数の新聞の記事を見せてくれた。その中の幾つかの事実に僕は興味を持ち、そこからどのようにカップルが出会い、事件を起こしていったかを考えながら長編を構成したが、(俳優の仕事が忙しく)続けることができずに、途中でやめてしまった。だが、4、5年前に今度こそ書き終えようと決め、最終的に仕上げたものをプロデューサーのマイケル・ガスパロに手渡したのが始まりだった」と、長年作品を温めていたことを語った。

 本作は「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」や「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」などのドラマの要素の強いギャングスター作品とは異なっている。「僕はニューヨークのブロンクス出身で俳優として25年活動してきたが、僕が俳優をやり始めたときは、ギャングやチンピラの役ばかりで、すぐに飽きたんだ。だから、もし同じようなジャンルの(ギャング)映画を描くとしたら、全く異なったアングルから描こうと思っていた」と、ニックは通常のギャング映画ではないことを強調した。

 トーマスを演じるための準備についてヴィンセントは「僕とニックは『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』に出演していて、彼はそこで、この役について語ってくれていた。そのため、実際には『ジャージー・ボーイズ』の撮影を終えてから2週間しか準備期間がなかったものの、役柄自体は理解していて、あとは(演技上の)芸術的なアプローチに気を付けるだけだった」と事前に話をしていたことでうまくいったようだ。

 映画は、ヴィンセント演じるトーマスが自分自身に酔いしれていく姿が、今のセレブの世界に振り回されている人を象徴しているようで面白い。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

名曲「シェリー」を披露!映画『ジャージー・ボーイズ』本編映像 » 動画の詳細
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