『スター・ウォーズ』皇帝の電撃音は、白黒映画『フランケンシュタイン』のものだった!
初公開映像で知る『スター・ウォーズ』撮影秘話
『スター・ウォーズ』シリーズの音の一部は、映画『フランケンシュタイン』(1931)などの音響を担当したケン・ストリックファーデンの白黒映画時代の装置を使用して作り出されたものであったことがわかった。『スター・ウォーズ』シリーズの音響デザイナーを務めたベン・バートが、『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』のデジタル配信(販売)に収録されている新ボーナス映像「ベン・バートの音響」の中で明かした。
バートは『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』で、ゴシックホラーの名作『フランケンシュタイン』のような火花や稲妻音を作りたいと考えたそう。そこでストリックファーデンに、当時の装置を収録のために使わせてほしいと頼み込んだという。一度は断られたらしいが、『スター・ウォーズ』の映像を見せると、そのクオリティーに驚いたストリックファーデンがその場で機械の電源を入れてくれたため、バートは録音することができたとのこと。
その時の音は『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』だけでなく、ほかの『スター・ウォーズ』シリーズ作品にも使用されているという。この音が使われた例にバートは、『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』でパルパティーン皇帝がルーク・スカイウォーカーにフォースライトニングで攻撃するシーンを挙げている。
あと4日に迫った『スター・ウォーズ』シリーズ初のデジタル配信(販売)では、今まで発売されたビデオ、レーザーディスク、ブルーレイやDVDに収録されていなかった新たなボーナス映像が1エピソードにつき2個ずつ収録。さらにこれまで発売された商品に収録されているボーナス映像(レガシーコンテンツ)も1エピソードにつき10個ずつ用意されている。(編集部・井本早紀)
『スター・ウォーズ』シリーズのデジタル配信(販売)は6月1日にスタート 6作同時配信