大島優子が“おっさん”とベッドで…主演映画の予告公開
『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督が大島優子を主演に迎えた映画『ロマンス』の予告編が公開され、大島と大倉孝二ふんする“おっさん”による箱根の景勝地をめぐる旅の一端が明らかになった。
本作は、仕事の成績は常にトップの特急ロマンスカーのアテンダント北條鉢子(大島)を主人公にしたロードムービー。ひょんなことから映画プロデューサーを名乗る怪しい中年の客・桜庭(大倉)に母親からの手紙を読まれてしまった鉢子が、背中を押され、もう何年も会っていない母親を捜すさまを追う。
公開された予告編は、箱根の景勝地に繰り出した鉢子と桜庭の姿を捉えたもの。鉢子は「初対面のおっさんと一体何やってるんだろ」とこぼしつつも、一緒に自転車をこいだり、足湯につかったりと楽しげな様子が映し出される。ベッドで無防備に眠る鉢子に桜庭が「チューだけは許してね」と迫るも、肘鉄を食らわされるというユーモラスな最後のシーンも必見だ。
大島は「完成した作品を観て、タナダワールドにいる自分が何よりもうれしかったです。劇中では、『これ大丈夫かな!?(笑)』と思うくらいのぐちゃぐちゃな顔や無防備な姿、とびっきり楽しい表情や切ない感情などたくさん引き出していただきました!」とファンに報告。「鉢子は今のわたしと同じ26歳という設定です。20代前半とは違い、この年齢になるとなぜか前に踏み出す勇気が持てず、怖くなることがあります。そういう気持ちを抱いている鉢子にとても共感しました」と語る大島の等身大の演技に期待がかかる。(編集部・市川遥)
映画『ロマンス』は8月29日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開