鉄拳、新作は浅田真央選手に影響を受けた
お笑い芸人の鉄拳が4日、都内で行われた国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA 2015)のオープニングセレモニーに出席した。新作のぱらぱら漫画「SLIDE」で本映画祭の話題賞を受賞した鉄拳は、「こんなに素晴らしい賞をもらっていいのでしょうか」と照れ笑い。本作について、フィギュアスケートの浅田真央選手から影響を受けた作品であることを明かした。
受賞について、「この賞に恥じぬ作品をこれからも作らなければいけないって、ハードルが高くなってしまいました。次回ダメでも皆さんがっかりしないでください」と恥ずかしそうにコメントした鉄拳。フィギュアスケートとジェットコースターをモチーフにした本作は、執筆中にテレビから流れてくる浅田選手の勇姿から影響を受けることもしばしばあったといい、「ソチオリンピックで真央ちゃんの滑りを見て涙が出るほど感動しまして、これはちょっとやってみたいなっていうのがありました」としみじみ。
フィギュアスケートを描くことについては「難しいことだらけでした。一つ一つの動きを描くとスピンとかすごくゆっくりになっちゃう。スピードがあるように描くのが難しかった」と振り返り、浅田選手についても「ファンです。ぜひ真央ちゃんにも観ていただきたいです」とにっこり。また、「フィギュアスケートは世界共通なのでぜひ世界にも(作品を)出したい」と海外進出にも意気込みを見せていた。
今年17回目を迎える本映画祭。この日は映画祭代表の別所哲也、アンバサダーを務めているLiLiCoのほか、May J.、ルー大柴、岩田ユキらも登壇した。(取材・文:名鹿祥史)
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」は6月15日まで、東京・表参道ヒルズ、横浜・ブリリア ショートショート シアターほかで開催中