ジョン・セイルズ監督がネイティブ・アメリカンの寄宿学校を描いた映画を製作!
映画『エイトメン・アウト』『希望の街』など数々の独立系映画作品を手掛けてきたジョン・セイルズ監督が、映画『トゥ・セイヴ・ザ・マン(原題) / To Save the Man』でメガホンを取ることが Peninsula Daily News ほか複数のメディアで報じられた。
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本作は、米国のインディアン戦争(白人によるインディアンの征服戦争)の平原部族戦に従事した軍人、リチャード・ヘンリー・プラットが、19世紀後半にペンシルベニア州のカーライルにインディアンの寄宿学校「カーライル・インディアン工業学校」を設立した過程を、歴史、政治、階級差と共に描く予定の作品。
リチャード・ヘンリー・プラットは、当時生じていたインディアンの問題が教育によるものと判断し、教育を通してインディアンとしての自覚、民族性を奪い、アメリカ市民と同化させる理念を持っていた。そのため同学校では英語で教育がなされ、インディアンの言葉は禁じられていた。
現在、850万ドル(約10億2,000万円)の製作資金を集めているようだが、もし集まれば撮影は来年の7月か8月にフォート・ウォーデン州立公園で行うようだ。(1ドル120円計算) (細木信広宏/Nobuhiro Hosoki)