「ビッグバン★セオリー」UCLAに奨学金設立
テレビドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」が、次世代の科学者やエンジニアを育てる手助けをしようとUCLAに奨学金を設立したとDeadlineなどが報じた。
クリエイターでエグゼクティブ・プロデューサーのチャック・ロリーと番組は、科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学の分野を専攻しているUCLAの学生を対象に奨学金を設けたとのこと。
チャック・ロリー・ファミリー基金と番組関係者からの寄付により、奨学金にはすでに400万ドル(約4億8,000万円)が集まっているという。同ドラマのキャストやスタッフも寄付をしたそうだ。(1ドル120円計算)
「今年の大学1年生たちは、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』がスタートしたときは10歳だったことになります。この番組を観て成長した子もいるでしょう。中には、この番組に影響を受けて科学を人生の目標として選択した人もいるかもしれません。そんな彼らを手助けできるのは最高じゃないですか」とチャックはコメントしている。
今年の奨学金は2015年から2016年に入学した生徒20人にオファーされ、今後は毎年5人を追加していく予定だという。
ドラマの舞台となっているカリフォルニア工科大学に奨学金を設立するほうが理にかなっていそうだが、チャックによるとUCLAのほうが緊急の学資援助を必要としていたらしい。
奨学金を受け取ることになる今年の20人はドラマの撮影現場で発表され、キャストやスタッフも顔を合わせるチャンスがあるという。(澤田理沙)