パウロ・コエーリョの小説「アルケミスト -夢を旅した少年」の映画化、主演はイドリス・エルバか
ブラジルの小説家パウロ・コエーリョの小説「アルケミスト -夢を旅した少年」の映画化作品で、ローレンス・フィッシュバーンが監督候補、イドリス・エルバが主演候補にそれぞれ入ったことがDeadlineや複数のメディアによって明らかになった。
「アルケミスト -夢を旅した少年」は、これまで6,500万部を売り上げ、56か国語に翻訳されている作品。存命する著者の中で、最も多くの言語に翻訳された著者としてギネスの記録も持っている。1988年に出版された同作は、羊飼いの少年サンチャゴが錬金術師の導きと旅の中での出会いと別れを経て、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドまでを旅する姿を描いたもの。
これまで同作は、1994年にワーナー・ブラザースが映画化権を25万ドル(約3,000万円)で獲得したものの製作できず、パウロ・コエーリョが200万ドル(約2億4,000万円)で権利を買い戻そうとしたができなかった。だが、ローレンス・フィッシュバーンがワーナー・ブラザースのA-マーク・エンターテインメントと共に映画化権を獲得し、その後、2008年にワインスタイン・カンパニーがローレンス・フィッシュバーンから映画化権を買い取り、製作することになった。(1ドル120円計算)
もし、ローレンス・フィッシュバーンが監督で主演がイドリス・エルバに決まれば、楽しみな作品なりそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)