実写版「人魚姫」、ソフィア・コッポラ監督降板へ
映画『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラが創造性の違いを理由に、童話「人魚姫」の実写映画の監督を降板したとDeadlineが報じた。
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童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの有名な作品を原作に、ユニバーサル・ピクチャーズとロンドン拠点の映画製作会社ワーキング・タイトル・フィルムズの下で企画されている本作。メガホンを取る予定だった『つぐない』のジョー・ライト監督の降板後、昨年3月にソフィアが本作の監督として交渉中と報じられていた。
そんな中、アメリカのコメディー動画投稿サイト Funny or Die で公開された、ソフィアが実写版「人魚姫」のメガホンを取ったらという設定のパロディー動画では、『チャーリーとチョコレート工場』のアナソフィア・ロブが人魚姫、『キック・アス』のエヴァン・ピーターズが王子を演じ、ソフィアの世界観を面白おかしく上手に表現していると話題になっていた。ソフィアによる実写化を期待する声が高まっていただけに、今回の報道はファンにとって残念なものといえるだろう。
Deadlineによると、実写化の脚本家には女性陣を起用しており、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のケリー・マーセルと『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のアビ・モーガンがすでに草稿を書き上げ、『シザーハンズ』のキャロライン・トンプソンが、人魚姫が恋に落ちて、地上に住むために悪魔と契約しようとするストーリーを改稿するという。
一方、ソフィアは現在、ビル・マーレイ主演のコメディー「ア・ベリー・マーレイ・クリスマス(原題) / A Very Murray Christmas」を米映像配信会社Netflixのもとで製作中。同作には、名優ジョージ・クルーニーや歌手マイリー・サイラスも出演すると伝えられており、注目を呼んでいる。(編集部・石神恵美子)