渡辺謙主演「王様と私」がトニー賞で作品賞を受賞
米演劇界で最も権威のある賞とされる第69回トニー賞の授賞式が、現地時間7日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催され、過去のミュージカルのリバイバル作品を対象としたミュージカル・リバイバル作品賞に、渡辺謙主演の「王様と私」が輝いた。
「王様と私」は、「サウンド・オブ・ミュージック」などで知られるロジャース&ハマースタイン(作曲家リチャード・ロジャースと作詞家オスカー・ハマースタイン2世のコンビ)が手掛けた、シャム国王と家庭教師として雇われたイギリス人女性アンナが、文化の違いに反発し合いながらも徐々に理解し合うようになり、互いに尊敬の念と淡い恋心を抱いていくさまを描く。バートレット・シャーが演出を担当し、現在 Lincoln Center Theater のビビアン・バーモント劇場で上演中。
今回のトニー賞では、本作からルーシー・アン・マイルズがトニー賞ミュージカル助演女優賞を受賞している。渡辺がノミネートされているミュージカル主演男優賞はこれから発表される。
また授賞式中、渡辺はヒロイン役のケリー・オハラと共に、楽曲「Shall We Dance?」のパフォーマンスを披露。舞台上でケリーを引き寄せダンスする渡辺に、会場から歓声や拍手が送られていた。(編集部・井本早紀)