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ろくでなし子、男性器博物館映画に「続けるうちに認められる」と感銘

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プレミア上映会に来場し爆笑トークを繰り広げた松江哲明(右)、ろくでなし子(左)
プレミア上映会に来場し爆笑トークを繰り広げた松江哲明(右)、ろくでなし子(左)

 漫画家のろくでなし子と映画監督の松江哲明が14日、新宿シネマカリテで行われたドキュメンタリー映画『最後の1本 ~ペニス博物館の珍コレクション~』プレミア上映会にともに来場、アイスランドの港町に建つ、世界で唯一の男性器博物館を描いた本作について爆笑トークを繰り広げた。

女性器アート裁判のろくでなし子、男性器博物館映画に「続けるうちに認められる」と 画像ギャラリー

 ペニスの魅力に取りつかれ、40年にわたってほ乳類の男性器を収集してきたペニス博物館の館主シッギが、最終的な夢である「ヒトのペニス」を展示するまでを描き出した本作。本作を観た際に「ろくでなし子さんならこの映画をどう観るんだろうと思った」という松江は、「極端な事から社会が見えてくるのが面白い。(男性器を描いた)この映画はしあわせな気分で観られるのに、(女性器をテーマに活動する)ろくでなし子さんの活動に対して、日本ではどうしてこんなに攻撃的になるんだろうと思って」と問題提起。

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 本作には男性器を寄付しても構わないという2人の男が名乗り出たことから、人類初の“ヒトのペニス”展示をどちらにするか、という“珍”騒動がわき起こる。このペニスに取りつかれた登場人物たちの極端な姿がろくでなし子のツボに入ったようで、「毎日のように男性器の相談メールが来てシッギがうんざりする気持ちも分かる」などなど、劇中のエピソードをいくつも挙げてはそのたびにクククッと思い出し笑い。

ろくでなし子
16日に行われる第3回公判を笑顔で告知をしてみせた

 続けて「シッギさんも最初はバカにされていたけど、だんだん認められるようになった。(はたから見て)たとえくだらないと思われても、その人の本気さは胸を打つんじゃないか」と語ったろくでなし子は、「わたしも女性器のアートをやり始めた時は石を投げられることも多かったですが、続けていくうちにどうやら認められてきたようで。こんなところでお話をしていること自体が不思議」とコメント。一方の松江は「男性なら、この映画を観ている間中、自分の男性器を博物館に置けるのかと考えると思うんですよ。堂々と展示していいよ、と言える人はどこかおかしいけど、美しい。みんながバカにしても、(心の底には)どこかあこがれもあると思うんです。ただ、僕は展示する勇気はないですけどね」と笑ってみせた。

 そして最後にろくでなし子は「来週の火曜(16日)に第3回公判があります。傍聴に来られない人のために、15時から弁護士会館で説明会をやりますんで、ぜひ遊びに来てください!」と笑顔で告知をしてみせ、会場を沸かせた。(取材・文:壬生智裕)

『最後の1本 ~ペニス博物館の珍コレクション~』は8月8日より全国順次公開

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