『アベンジャーズ』に『ラピュタ』のキャラが登場!ジョン・ラセター通じて実現
マーベルコミックスの人気ヒーローが集結する映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(日本公開・7月4日)に、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品『天空の城ラピュタ』の人気キャラクターが登場していることが明らかになった。
同作は、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーなど、大ヒット映画の主人公たちによって結成された最強チーム「アベンジャーズ」の戦いを描いたアクション巨編。アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が完成させた人工知能・ウルトロンの暴走によって滅亡の危機に立たされた人類を救うため、ヒーローたちが絶望的な戦いに挑むさまをダイナミックに描く。
前作『アベンジャーズ』に続いてメガホンを取ったジョス・ウェドン監督は、ジブリ作品の大ファン。そのため本作では、ジブリへの敬意の表れとして、トニーの部屋の棚に『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵のレプリカが設置されている。
このコラボレーションは、ウェドン監督がディズニー・アニメーションの責任者で宮崎監督との親交も厚いジョン・ラセターに相談し、ラセターを通じてジブリから承認を得たことで実現。『ラピュタ』は、宮崎作品の中でもウェドン監督が一番好きな映画で、監督としても大きな影響を受けているといい、本編のエンドクレジットには「ラピュタのロボット兵はスタジオのご厚意により、本映画に登場しています」というメッセージまで入れられている。
ファンにとっては、ロボット兵がどの程度スクリーンに映っているのかも気になるところだが、ウェドン監督いわくクローズアップはされず、「ロボット兵の片腕ぐらいは見えるかも……」程度とのこと。しかし本編には、『ラピュタ』をほうふつさせるクライマックスも用意されており、ジブリへの熱いオマージュを感じ取ることができる。(編集部・入倉功一)
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日より全国公開