ホラー映画の名物イベント4度目の開催!目玉はジョー・ダンテ監督のゾンビコメディー
2012年よりスタートしたホラー映画の祭典「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」の第4回が、今年も東京、大阪、名古屋、福岡の4都市で開催されることが決定。上映作品6作品のうち5作品のラインナップが発表された。
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今年の目玉作品は、『ピラニア』(1978)、『グレムリン』(1984)などで知られる鬼才ジョー・ダンテの新作『ゾンビ・ガール』。2014年シッチェス映画祭のクロージング作品として上映された、ホラー映画マニアの青年とゾンビ化した元カノの死闘を描くホラーコメディーだ。
『メイド・イン・ホンコン』(1997)などの中国人監督フルーツ・チャンが、深夜バスの乗客17人を襲う怪現象を描くSFスリラー『ミッドナイト・アフター』、『屋敷女』(2007)のジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ監督による、女性を拉致する男性を目撃した3人のティーンエイジャーの惨劇『恐怖ノ白魔人』など強烈な作家性を持つ監督の野心作もお目見え。そのほか、突如狼人間と化した酔いどれ刑事の受難を描くホラーアクション『ウルフ・コップ』、薬物に溺れる汚職刑事と、世界最凶とされるギャングの戦いを壮絶なバイオレンス描写満載で活写するスリラー『ハイエナ』など、悪夢を見そうな戦慄(せんりつ)のラインナップがそろう。
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」とは、ベルギーのブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、ポルトガルのポルト国際映画祭と並び、ホラーやファンタジー映画をメインにした三大映画祭の一つであるスペイン・シッチェス映画祭で上映されたラインナップからセレクトした作品を上映するイベント。(編集部・石井百合子)
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2015」は10月24日よりヒューマントラストシネマ渋谷(東京)、シネ・リーブル梅田(大阪)、シネマスコーレ(名古屋)、福岡中洲大洋(福岡)にて開催
現在決定しているラインナップは下記の通り(残り1作品は7月1日以降に発表される予定)
『ゾンビ・ガール』(2014、アメリカ『ブーリング・ザ・エックス(原題)/ BURYING THE EX』)
『ミッドナイト・アフター』(2014、香港『ザ・ミッドナイト・アフター(原題)/ THE MIDNIGHT AFTER』)
『ウルフ・コップ』(2014、カナダ『ウルフ・コップ(原題)/ WOLF COP』)
『恐怖ノ白魔人』(2014、フランス『アマング・ザ・リビング(英題)/ AMONG THE LIVING』)
『ハイエナ』(2014、イギリス『ハイエナ(原題)/ HYENA』)