松坂慶子、6年ぶり主演作公開決定!日本・ベトナム初合作映画
女優の松坂慶子が6年ぶりに主演を務める、初の日本・ベトナム合作映画『ベトナムの風に吹かれて』(大森一樹監督)が10月に有楽町スバル座ほかで全国公開されることが決定した。映画のもう一つの舞台となった新潟県内では、9月26日より先行公開。また、今年8月にカナダ・モントリオールで開催される第39回モントリオール世界映画祭「Focus on World Cinema」部門に正式招待されることも決定している。
本作は、ライターの小松みゆきが、認知症の母親とのベトナムでの生活をつづった著書「越後のBaちゃんベトナムへ行く」を基にしたフィクション。ベトナムに移り住んだ母娘が、温かく二人を支えてくれた現地の人々との交流を通して、人生を豊かなものにしていくさまを描く。
主人公のみさおを演じるのは、本作が6年ぶりの主演作となる松坂慶子。母・シズエ役は『Shall we ダンス?』の草村礼子が務める。そのほか、奥田瑛二、藤江れいな(NMB48)、山口森広、貴山侑哉、松金よね子ら個性派俳優陣が参加。ベトナムからは同国のエンターテインメント界を支える著名俳優陣が出演するほか、柄本明と斎藤洋介(『ヒポクラテスたち』)、吉川晃司(『すかんぴんウォーク』ほか)など、往年の「大森組」俳優たちも再集結し、スクリーンを彩る。
歴史、戦争、介護など重くなりがちなテーマを扱いながらも、軽やかな娯楽映画を得意とする大森監督がその手腕を発揮。60歳を過ぎて第二の人生を歩もうとする団塊世代に向けた、「大人の青春映画」の誕生だ。主題歌は、フォー・セインツwith松坂慶子による「たまには仲間で」。映画のために書き下ろされたオリジナル曲となる。(編集部・入倉功一)
映画『ベトナムの風に吹かれて』は10月、有楽町スバル座ほかにて全国公開