ビートたけし、笑いの殿堂入り決定! - 第8回したまちコメディ映画祭
お笑いタレント・映画監督・俳優などで幅広く活躍するビートたけしが、9月に開催される「第8回したまちコメディ映画祭in台東」でコメディ栄誉賞を受賞することが発表された。小沢昭一、コント55号、谷啓、伊東四朗、ザ・ドリフターズ、堺正章、西田敏行と、そうそうたるメンバーがそろう、まさに「笑いの殿堂」にたけしが加わる。
たけしは「このたびは、お笑い芸人・ビートたけしと映画監督・北野武のキャリアの両方に対してご評価頂いたという事だと受けとめていますが、自分のコメディアンとしての、また芸能活動の出発点である浅草での受賞ということで、いただけるものは何でもいただく私ではありますが、とりわけ大きな喜びがあります」とゆかりの土地での受賞に喜びのコメント。「この映画祭での受賞を励みとしてより一層精進して参りたいと思います」と気持ちを新たにしている。
「したまちコメディ映画祭」略して「したコメ」は、浅草・上野という東京の下町の魅力を、コメディー映画を通じて味わってもらおうという趣旨に基づき、国内外から作品を集めて開催される映画祭。総合プロデュースはいとうせいこうが務める。中でも栄誉賞は、長年にわたり笑いを通して人々を楽しませてきたコメディアンなどに毎年贈られているもの。
受賞に合わせ今年の「したコメ」では、たけしの監督・出演作『菊次郎の夏』(1999年)の凱旋リスペクト上映と、本編上映前の舞台あいさつが決定。たけしの故郷とも呼ばれる演芸場、東洋館にて上映される。東洋館は、かの渥美清も舞台に立ち人気を博した伝説の演芸場であり、たけしはエレベーターボーイとして勤務していたこともある。
映画監督・俳優・テレビと、幅広い分野で才能を発揮し人々を楽しませてきたたけしだが、コメディアン「ビートたけし」としての才能に改めてスポットが当たる、良い機会となりそうだ。(編集部・高橋典子)
「第8回したまちコメディ映画祭in台東」は9月18日から22日まで上野・浅草で開催