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三池崇史監督、影響を受けた『マッドマックス』監督との初対談に大興奮!

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笑顔の三池監督とミラー監督!夢の対談が実現!
笑顔の三池監督とミラー監督!夢の対談が実現! - 写真:金井尭子

 大人気アクションシリーズ『マッドマックス』を30年ぶりに復活させたジョージ・ミラー監督と、ヤクザヴァンパイアという異色の設定で新作アクション『極道大戦争』を完成させた三池崇史監督の初対談が実現。54歳の三池監督は、シリーズ最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を70歳で作り上げたミラー監督にあらためて刺激を受けたことなどを興奮気味に語った。

【写真】市原隼人がヤクザヴァンパイアに…

 若い頃からミラー監督にとても影響を受けていたという三池監督は、「(ミラー監督の)作品そのものも非常に楽しんだし、最高に興奮したんですが、同時に僕ら映画を作る人間からすると、『マッドマックス』を観てしまうと、世界中の映画人は物を作れない理由を状況のせいにできなくなったなと思ったんです」と監督目線での感想を述べ、「『作るか、作らないかだけ。それはあなたの問題だ』とミラーさんからエネルギーをがんと突き付けられたような気がしました」と感銘を受けたことを語る。

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 それを聞いたミラー監督も「1週間前にスティーヴン・スピルバーグから電話をもらって、三池監督が今言ってくれたようなことを、彼もものすごく興奮しながら言っていたんだ」と裏話を明かしながら「わたしもスピルバーグをはじめ、ロバート・ロドリゲスやJ・J・エイブラムスといったアメリカのフィルムメーカーからエネルギーをもらって、もっと映画を作りたいという気持ちになったからな」と映画に対する熱い思いを分かち合う。

 また、三池監督は「実は僕も(『マッドマックス』最新作で主人公を務めた)トム・ハーディと一緒に仕事をする予定だったんですが、クランクイン直前になって彼にドタキャンされまして」と驚きの事実を明かし、「それで何かやろうと思って作ったのが『極道大戦争』」と説明。すると、三池監督が手にする同作のキャラクターKAERUくんの縫いぐるみを見て「どうりで、KAERUくんがトム・ハーディに似ていると思ったよ(笑)」とちゃめっ気たっぷりに答えるミラー監督。

 そして、低予算アクション映画からキャリアをスタートした二人が、アクション映画への原点回帰として完成させた新作が、日本で6月20日に同日公開されることや、両作とも第68回カンヌ国際映画祭に出品されたなどの共通点がいくつかあることがわかると、「やっぱり常に僕の映画は『マッドマックス』の陰にいるなと思って(笑)」と自虐気味の三池監督。新作の撮影で同映画祭に参加できなかった三池監督が、お詫びに会場で配ったという自らが着物で女装した写真のカードをミラー監督にも見せると、ミラー監督はあぜんとしながらも「……とってもキレイだよ」と優しく声を掛け、周囲の笑いを誘った。(編集部・石神恵美子)

映画『極道大戦争』と『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日より全国公開

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