韓国『オールド・ボーイ』監督が人気レズビアンミステリーを日本占領下舞台に映画化
映画『オールド・ボーイ』などの韓国映画界の鬼才パク・チャヌク監督が、イギリスのミステリー小説「荊の城」の舞台を日本が韓国を占領していた時代に移し、映画化を行っているとVarietyが報じた。
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イギリスの女性作家サラ・ウォーターズによって書かれた「荊の城」は、19世紀ビクトリア朝のロンドンを舞台に、スリをなりわいとして下町に暮らす少女が、莫大な遺産目的の結婚詐欺計画に携わることで、ターゲットの令嬢と出会い次第に親しくなっていく姿を描いたレズビアン・テイストのミステリー作品。
本作の舞台は、イギリスのビクトリア朝から韓国が日本に占領されていた1930年代へと移され、先週から日本の名古屋近郊で製作が始まっていると同サイトは伝えている。
2013年にミア・ワシコウスカやニコール・キッドマンなど人気女優を起用したサスペンス『イノセント・ガーデン』でハリウッドデビューを果たしたパク監督にとって、本作は2009年の『渇き』以来の韓国語作品になるという。(編集部・石神恵美子)