スタンリー・キューブリックの脚本が『ワールド・ウォー Z』監督によって映画化!
映画『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』などの巨匠、故スタンリー・キューブリック監督のオリジナル脚本「ザ・ダウンスロープ(原題) / The Downslope」が、長編3部作として映画化されると The Wrap ほか複数の海外メディアが報じた。『ワールド・ウォー Z』のマーク・フォースターが第1作の監督とプロデューサーを務めるという。
【写真】フォースター監督のゾンビスリラー!『ワールド・ウォー Z』
同サイトによると、「ザ・ダウンスロープ(原題)」はアメリカ・バージニア州西部に位置するシェナンドー・バレーで北軍のジョージ・アームストロング・カスターと南軍のジョン・モスビーの南北戦争での戦いを描いた反戦がテーマの歴史アクションドラマとのこと。キューブリックはこの時代にとても深い関心を抱いており、何年も勉強した上で、このストーリーを執筆し、どうやって撮影するかを記したメモや地図なども作成していたそうだ。しかし、なぜ本作が製作されなかったかの経緯は明らかになっていない。
第1作でメガホンを取るフォースター監督は、「スタンリー・キューブリックと彼の想像力豊かな映画には恩恵を受けています。このプロジェクトに参加できることは光栄であると同時に、大きな責任の伴うものです。キューブリックの家族の協力に感謝しています。男同士、友人同士の戦いにおける心理を描く、力強い叙事詩です。とても面白い3部作、そしてキューブリックの映像への情熱を分かち合う素晴らしい経験になると思っています」と意気込みを語っている。
フォースター監督は『誘拐の掟』のローレン・セリグや『ヘラクレス』のバリー・レヴィンらと共に、本企画を進めていくようだ。同脚本の映画化権利を保持する『フルメタル・ジャケット』のフィリップ・ホッブスとテレビ映画「キラー・ネット/殺人ゲームへようこそ」のスティーヴ・ラニングもプロデューサーとして名を連ねるという。(編集部・石神恵美子)