ドラマ版「アカギ」主演・本郷奏多、地毛を白髪に　原作者も期待

　23日、福本伸行の人気麻雀漫画を実写化したBSスカパー！オリジナル連続ドラマ「アカギ」（7月17日夜9時～）の製作発表会が都内で行われ、赤木しげる役の本郷奏多と鷲巣巌役の津川雅彦らが劇中衣装で出席。主演の本郷は5回ブリーチをかけ、地毛を白髪にするなど体を張った役づくりで撮影に臨んでいることが明かされた。

こんな和やかなアカギと鷲巣は初めて!?ドラマ「アカギ」製作発表会フォトギャラリー

　同作は、23年にわたって連載し累計発行部数1,000万部を超える麻雀漫画「アカギ ～闇に降り立った天才～」の実写ドラマ。現在も連載されている闇の王・鷲巣巌と赤木との血液を賭けた麻雀「鷲巣麻雀」が描かれる。原作者の福本は、「テレビで10回やるというのが『アカギ』という世界をもっともいい形で表現できると思います」と期待を寄せるコメント。

　本郷は赤木について「低い体温の中にものすごい情熱があるというか、表には出さないけど内側に大きなものを秘めているキャラクターだと思います」と分析。「何を考えているかわからないことを一貫していくことで、赤木が熱くなった瞬間のギャップを表現できるかと思うので、爆発させる時が楽しみです」と話した。

　また金の代わりに血液を賭けるという異端ルールの麻雀が展開される本作だけに、おすすめシーンには採血される場面を挙げた本郷。「鷲巣がいよいよ採血となった時のテンションが高くて怖くて。血を抜かれるシーンはすごい迫力になっているんじゃないかと思います」と言及。これには不良刑事・安岡役の神保悟志も「本当に津川さんがすごいです」と賛同し、ヤクザ・仰木武司役の田中要次も「人が血を抜かれているのに高笑いして小おどりしていますからね」と続いた。

　そのほか発表会には、主題歌を担当する湘南乃風の SHOCK EYE も参加。津川は出演者に称賛された「狂気の笑み」をフォトセッションで披露するなど、鷲巣役を楽しんでいる様子だった。（中村好伸）

金曜ドラマ「アカギ」は7月17日夜9時よりBSスカパー！で放送（全10話・各60分）