生田斗真、観客と一緒に『予告犯』サプライズ鑑賞で大歓声!
俳優の生田斗真が29日、都内で行われた映画『予告犯』大ヒット舞台あいさつに、鈴木亮平、濱田岳、福山康平、中村義洋監督と共に出席した。この日、キャスト陣は観客に内緒で本作を客席で鑑賞するというサプライズを実施。上映後に最後列の座席にスポットライトが当たり、生田たちの姿を確認した観客は大いに盛り上がった。
「なかなか自分の映画をお客さんと観る経験はない」という生田は、「皆さんのすすり泣きや笑い声が聞こえた」と生の反応を感じ取れたことに満足げ。「(サプライズが)バレないかなとドキドキしましたね」と貴重な体験の感想を語った。一方、鼻水が出るほど泣いたという濱田は、鈴木から「自分のシーンで泣いていたよね」と暴露されると、「(荒川)良々さんのシーンで泣いた」と釈明。ところが、「自分、良い表情してんな……というのはあったかもしんない」と満更でもない表情を見せ、笑いを誘った。
本作は、ネット上に投稿した犯行予告動画通りに、法律では裁けない悪人たちに制裁を与える新聞マスク集団“シンブンシ”と、警視庁サイバー犯罪対策課のエリート捜査官・吉野との頭脳戦を描いた社会派エンターテインメント。
観客動員数77万人、興行収入10億2,000万円突破(6月28日時点)という大ヒットを受け、この日、最後の舞台あいさつに立った中村監督は、「今日、(主役を)生田斗真にすると決めた瞬間を思い出した。あのイケメンで(主人公の)ゲイツ役が成立するのかと思ったが、初めて会ったときの笑顔でイチコロにされて『頑張ろう!』と思った」と述懐。さらに、「宣伝も頑張ってくれて、斗真君で良かった。最高でした。またやりましょう」と熱い思いをぶつけた。
現場で生田の姿を見続けた鈴木も、「映画の主役として立つことは、これだけの責任があるということを教えてもらった。男として、年下なのに悔しいくらい尊敬できる男」と称賛。みんなから褒めちぎられた生田は「何もできない主役で申し訳ないです」と恐縮しながらも、「何これ、ソワソワする……こんな仲間に囲まれてうれしいです」とにっこり。観客にも「『予告犯』を観に来てくれて、好きになってくれてありがとうございました」と温かいメッセージを贈り、盛大な拍手と声援を受けながら会場を後にした。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『予告犯』は全国公開中