「メタルギア」小島秀夫、神と対面!『マッドマックス』生みの親にゲーム化を熱望!
大ヒットゲーム「メタルギア」(KONAMI)シリーズの小島秀夫監督が多大な影響を受けたと語る伝説のアクション映画『マッドマックス』。そんな愛してやまないシリーズの生みの親であるジョージ・ミラー監督と小島監督が対面を果たした。
狂気が加速する!『マッドマックス 怒りのデス・ロード』日本版予告編
高校生時代に『マッドマックス』シリーズを鑑賞し、中でも『マッドマックス2』は「オールタイムベスト5に常に入る」ほどの大ファンだという小島監督。「僕のゲームもジョージ・ミラー監督からいろいろな遺伝子を受け継いで作られているんです。ミラー監督がいたから僕がいるというか」と尊敬の念を明かす。
それだけに同シリーズは、「メタルギア」をはじめとするゲームに多大な影響を与えたといい、「セリフはなくてもシルエットや服装、装備品、動きだけでキャラが立っているのが素晴らしい。これもゲーム創りにおいて、すごく参考にさせてもらっている部分です」と小島監督。その言葉にミラー監督も「わたしの好きな言葉に、『できるだけ日本で字幕を追わないで楽しめる映画を作りたい』というものがあります。映画はビジュアル(視覚的)のメディアなわけですから。いちいち説明なんていらないんですよね」と目を細める。
その上で小島監督は、ファン待望の新作『怒りのデス・ロード』について「正直『マッドマックス2』を超えるものはないと思っていたんですけど、ミラー監督が『怒りのデス・ロード』で自ら超えていった感じですね」と大絶賛。
「うれしいことを言ってくれるね!」というミラー監督は、小島監督が『マッドマックス』のゲーム化を希望していることを知ると、「それは面白い!」と歓喜。すでに『怒りのデス・ロード』は海外メーカーがゲーム化しているが、「息子たちが『メタルギア ソリッド』をプレイしていて、本当に大好きなんだ」と小島監督に信頼を寄せているだけに、「いつか一緒にやりたいね!」とコラボレーションを希望。小島監督も「めっちゃ面白いもんになりますよ」と自信たっぷりに語った。(編集部・入倉功一)
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は全国公開中