トトロに宮崎駿のサイン!ジョン・ラセターの仕事部屋を公開!
映画『トイ・ストーリー』などを生み出したジョン・ラセター監督の仕事部屋には、スタジオジブリの宮崎駿監督や鈴木敏夫プロデューサーのサインや絵が飾られている。
ディズニー/ピクサーの長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』の公開を記念して、カリフォルニア州にあるピクサー・アニメーション・スタジオにあるラセター監督の仕事部屋が記者陣に公開された。部屋には、ラセター監督が携わった『トイ・ストーリー』シリーズをはじめ、『カーズ』『モンスターズ・インク』など同スタジオが誇るアニメーション作品のキャラクターのおもちゃのほか、彼が個人的に好きな汽車の模型などが所狭しと並べられている。
その中でひときわ目立つのが、ネコバスやトトロなど宮崎監督の『となりのトトロ』に登場したキャラクターたちの縫いぐるみと、宮崎監督や鈴木プロデューサーのサイン付きの色紙や絵コンテだ。これらはラセター監督の部屋の中央に飾られており、ラセター監督にとっていかに彼らが大事な存在であるかをうかがわせる。また第87回アカデミー賞の長編アニメ部門にノミネートされた『かぐや姫の物語』の高畑勲監督のサイン付きのフィギュアも置かれていた。
同スタジオおよびウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの重役という立場でありながら、子供部屋のようなおもちゃに囲まれた部屋で仕事をしているラセター監督。そんなトップの人間が童心を忘れないことが、ピクサーが数々のヒット作を生み出してきた秘訣(ひけつ)なのかもしれない。ラセターが率いるピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』は、11歳の少女の頭の中の感情を主人公にした物語。『カールじいさんの空飛ぶ家』などのピート・ドクター監督が手掛けている。(編集部・井本早紀)
映画『インサイド・ヘッド』は7月18日より全国公開