「サウスパーク」クリエイターによるミュージカル「ブック・オブ・モルモン」、映画化の可能性あり!
過激なテレビアニメシリーズ「サウスパーク」のクリエイター、トレイ・パーカーとマット・ストーンが手掛けたミュージカルで、2011年のトニー賞を総なめにした「ブック・オブ・モルモン」が映画化される可能性があると、パーカーとストーンがIGNの取材で明かした。
本作品の邦訳は、“モルモン教の教典”。モルモン教徒は、末日聖徒イエス・キリスト教会というキリスト教の一宗派で、爽やかで明るい青年たちが教典を片手に訪問勧誘するのが特徴的。パーカーとストーンはコロラド州出身で、モルモン教の本山が、隣接するユタ州にあることもあり、幼少時代からモルモン教は二人にとって非常に近しい存在だったという。
二人のモルモン教宣教師が、ミッションのために派遣されたアフリカのウガンダで、貧困やエイズ、内戦に苦しむ人たちに布教を試みるという本作には、パーカーたちならではのブラックユーモアがさく裂、宗教というタブーを乗り越えて、最もチケット入手困難なミュージカルの一つとなるほど、大成功を収めた。
パーカーとストーンによれば、その人気ミュージカルを、ぜひ映画化したいと考えているとのこと。ストーンは、「まだ具体的なプランはないけど、いずれは必ず実現させたいと思っている」とコメントしている。
1997年より続いている「サウスパーク」は、昨年シーズン18がオンエアされ、今年9月よりシーズン19が開始予定。コメディセントラルが企画を打ち止めにするまで、製作し続けるつもりとのことだ。(鯨岡孝子)