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染谷将太が尊敬するハリウッド俳優とは?

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故フィリップ・シーモア・ホフマンさんを尊敬しているという染谷将太
故フィリップ・シーモア・ホフマンさんを尊敬しているという染谷将太

 若手演技派俳優の染谷将太が、現在開催中のニューヨーク・アジア映画祭で上映された映画『さよなら歌舞伎町』について語った。

【動画】『さよなら歌舞伎町』

 本作は、新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、年齢も職業もさまざまな男と女の人生が交錯するドラマ。物語の軸となるのは、一流ホテル勤めと偽りラブホテルの店長をする徹(染谷)と、ミュージシャンを夢見る同居中の恋人・沙耶(前田敦子)のカップル。徹の勤め先のホテルでは、家出少女(我妻三輪子)と風俗スカウトマン(忍成修吾)、時効寸前の男(松重豊)と女(南果歩)、デリヘル嬢のヘナ(イ・ウンウ)と恋人チョンス(ロイ)らが複雑な感情を持って時を過ごしていく。映画『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』の廣木隆一監督がメガホンを取った。
 
 出演経緯について「廣木監督と脚本の荒井(晴彦)さんは、歌舞伎町のラブホテルでピンク映画を撮りたいとおっしゃっていました。このご時世、二人が撮るピンク映画なんて、これが最後かもと思って、すごく興味があると伝えました。台本を頂くまでは、もっと暗い話なのか、(性に関しての)ズブズブな話なのかと思っていたんですが、すごく愛情あふれる脚本で、実際に完成した作品でもそう思いました」と答えた。

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 役づくりについて「ラブホテルで働いている知人から、雰囲気や、どんなことが起こり得るのか、ラブホテルの従業員としての日々はどうなのかなどを聞き出しました。書物では『歌舞伎町ラブホテル 夜間清掃員は見た!』(宝島SUGOI文庫)読みました。清掃員の方々が経験した話で、ユニークなことが書いてありました。あとは現場に居て、そこで違和感がないように努めました」と答えた。また、若者が現状に不満を持っている設定については「この役を演じてみて、男らしいと思いました。弱さから強がったりする姿とか、さまざまな不安な要素が、逆に男らしいと思ったんです」と明かした。

 影響を受けた海外の俳優は「尊敬している役者はと聞かれ、いつも答えているのは、フィリップ・シーモア・ホフマンです。彼が映画『ブギーナイツ』での初登場シーンで、奥から歩いてくるせりふのないシーンがあるのですが、そのシーンだけでキャラクターの全ての情報を得られた感じがしたんです。こういう生活をしたキャラというのが、体レベルで僕に浸透してきました」と絶賛した。

 映画は、ラブホテルという一つの建物の中で、さまざまな人間模様を性と愛情を交錯させながら描いた作品。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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