『アベンジャーズ』最新作、2015年洋画ナンバーワン成績で首位発進!
映画週末興行成績
興行通信社が6日に発表した土日2日間(4日~5日)の全国映画動員ランキングでは、人気アメコミシリーズの最新作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が、2015年に公開された洋画作品中、最高のオープニング記録を達成し、ナンバーワンを獲得した。
774スクリーン(字幕版375、吹替版399)で公開された同作は、動員50万5,521人、興行収入7億9,390万8,800円を記録。2015年の洋画ナンバーワン作品だった『ベイマックス』(公開は2014年12月20日/初日2日間の成績は動員46万3,556人、興収6億41万500円)を抜いた。
各劇場では、日付が変わった24時台の上映から熱狂的なファンが来場。さらに早朝からは親子連れ、カップルの姿も見えるなど、幅広い客層が来場したもよう。来場者の傾向としては、字幕版は20代~30代の男女、および50代以上のシニア層。そして吹き替え版は、午前中はファミリー中心、夕方以降はカップルなども目立っていたという。
『ラブライブ!The School Idol Movie』は4週目にして2位にランクダウンしたものの、動員15万488人、興収2億1,568万6,100円と落ちの少ない水準で推移。累計動員102万6,068人、累計興収も14億8,485万7,000円とついに動員100万人を突破した。
人気クレイアニメ初の長編劇場版『映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』は3位に初登場。145スクリーンで公開され、動員9万3,592人、興収1億1,280万4,700円を記録した。都市部だけでなくローカルでも満席回が続出、さらには全回が満席となる劇場も多数出るなどの盛況ぶりを見せつけた。客層はファミリー層が大半を占めたが、夕方以降はカップルやOLなど若い女性の姿も見受けられた。
そして6位には、人気アニメの劇場版27作目『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』がランクイン。163スクリーンで公開され、動員7万642人、興収8,511万3,700円を記録。東京テアトル配給作品として歴代トップの好成績となった。
惜しくもトップテン入りを逃したが、『コードギアス 亡国のアキト/第4章 憎しみの記憶から』が11位、『ハイキュー!! 終わりと始まり』が12位と、人気アニメ2作品も初登場した。
今週末は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『バケモノの子』『悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46』『リアル鬼ごっこ』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2015年7月4日~5日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(NEW)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』:1週目
2(1)『ラブライブ!The School Idol Movie』:4週目
3(NEW)『映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』:1週目
4(2)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』:3週目
5(3)『海街diary』:4週目
6(NEW)『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』:1週目
7(5)『予告犯』:5週目
8(4)『トゥモローランド』:5週目
9(8)『呪怨 -ザ・ファイナル-』:3週目
10(6)『愛を積むひと』:3週目