神田沙也加が邦画声優初挑戦!『GAMBA ガンバと仲間たち』でヒロインに
1975年に「ガンバの冒険」としてテレビアニメ化された児童小説を、映画『STAND BY ME ドラえもん』などの映像製作会社・白組が3DCGアニメーション化する『GAMBA ガンバと仲間たち』。このたび声優が発表され、神田沙也加がヒロイン・潮路役で邦画声優に初挑戦することが明らかになった。主人公・ガンバ役には、人気声優の梶裕貴が起用された。
テレビアニメのリメイクではなく、斎藤惇夫の児童文学「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を基に、ドラマ「リーガルハイ」などの古沢良太がアニメ作品の脚本を初めて手掛ける本作。街ネズミのガンバとマンプクが海を目指す旅に出て、港で出会った島ネズミの忠太を助けるため、仲間と共に白イタチのノロイに立ち向かうさまを描く。
『アナと雪の女王』のアナ役が記憶に新しい神田は、忠太の帰りを待つ島ネズミの姉・潮路の声を務め、物語の鍵となる歌を劇中で披露。自身の役を「凄く芯が強くて、心で皆の事を引っ張っていくヒロイン」と説明した神田は、「可愛らしさだけでなく母性も見せていければいいなと思いました」とガンバたちを支える潮路役への熱い思いをのぞかせた。
アニメ「進撃の巨人」のエレン役を務めるなど、人気&実力共にトップクラスの梶は、企画構想から15年、製作期間10年、総製作費20億円という一大プロジェクトへの参加を、「誰もが知る歴史ある作品で、錚々たる大先輩方と共演するのは緊張とプレッシャーの連続でしたが、楽しんで演じさせていただきました」と振り返る。「正義感に溢れ、常に真っ直ぐなガンバたちの姿が、子供達に夢を与え、大人達には幼い頃の気持ちを思い出させてくれると信じています」と幅広い年代に響く作品であるとアピールした。
製作総指揮も担当する島村達雄白組代表取締役社長は、神田について「地道に声優の訓練を積んだり、若い頃からミュージカルの舞台で歌や演技の技術を磨いたり。ホンモノ志向を感じさせるところが、強い信念のもと、希望を忘れない潮路のキャラクターにぴったりだと思いました」と話すと、梶についても「同じ少年役でも声のトーンが幅広く、キャラクターを的確に演じ分ける実力の持ち主で、7年前、声優キャストを探し始めた初期段階から、ガンバ役の候補として注目していました」と確かな実力と知名度が起用理由につながったと明かし、キャスティングに自信を見せた。(編集部・吉田唯)
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』は10月10日より2D / 3Dで公開