『スター・ウォーズ』並みの人気!『デッドプール』映像に鳴りやまないスタンディングオベーション!
コミコン2015
マーベル・コミックスの異色ヒーローが主人公の新作映画『デッドプール(原題) / Deadpool』のパネルディスカッションが現地時間11日、米サンディエゴで開催されたコミコン・インターナショナルで行われ、同作の予告編が初公開。その出来に観客からはスタンディングオベーションが送られ、アンコールまで起こる熱狂的な盛り上がりを見せた。
デッドプールは、金次第で敵にも味方にもなる傭兵(ようへい)にして、ウルヴァリンと同じ驚異的な回復能力(ヒーリングファクター)を持つ異色ヒーロー。“第四の壁”(フィクションと現実との境界)を突破して読者に語り掛けてくる破天荒ヒーローとして、アメリカだけでなく日本にも数多くのファンが存在する。
当然、コミコンのファンにも大人気で、パネルの冒頭、デッドプールが第四の壁を破って観客に語り掛ける特別映像が上映されると、割れんばかりの大歓声。ステージに登場したデッドプール役のライアン・レイノルズは、「スタジオが『デッドプール』の映画を製作する決定を下してくれたことは、とんでもない奇跡。しかも、この作品はR指定だ」と感謝を述べる。
さらに「これまで作られた中でも、最も原作に忠実な作品だと思う。批評家が何と言おうと、みんなは気に入ってくれるはずさ」とコメントしたライアンは、かつて主演を務めたヒーロー映画『グリーン・ランタン』の失敗に触れ「僕がこれまで、ほかのスーパーヒーローをちゃんと演じたのは……いやごめん、ちゃんとはしてなかったけど、1本だけ。それも(CG処理だったので)スーツを着ることはなかった。だからこの作品のセットでデッドプールのスーツを着たことで、全てが変わったよ」と語る余裕も見せた。
デッドプールがジョークを飛ばし、敵を殺害しまくるユーモアと暴力満載の予告編が上映されると、会場に集まった6,000人以上の観客は大熱狂。前日に行われた『スター・ウォーズ』のパネルにハリソン・フォードが登場した瞬間と同様、鳴りやまないスタンディングオベーションが送られると、さらに観客からは「もう1回!」コールが起こり再び予告編を上映。あまりの反応の良さにライアンも、大満足といった表情を浮かべていた。この日はそのほか、同作に出演するT・J・ミラー、モリーナ・バッカリン、ブリアーナ・ヒルデブランド、エド・スクライン、ジーナ・カラーノ、ティム・ミラー監督が登壇した。(編集部・入倉功一)