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基本、命を狙われている…『進撃の巨人』本郷奏多に与えられた役割

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「プレッシャーはほとんど感じなかった」という本郷奏多
「プレッシャーはほとんど感じなかった」という本郷奏多

 諫山創の大ヒットコミックを、日本映画界の才能が結集して実写化した『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』。この大注目作で、原作でも人気のキャラクター、アルミンを演じた本郷奏多が、自身の「役割」について語った。

【動画】『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

 自他共に認める漫画好きの本郷は、「大好きな作品に関われることが、手放しにうれしかったです。こんな大きなプロジェクトに参加できることは、僕のようなレベルにいる俳優にとってはメリットの方がはるかに大きいので、プレッシャーはほとんど感じなかったです」と笑顔を見せる。

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 キャリアにおいて漫画やゲームのキャラクターを演じた数は、映画『GANTZ』シリーズやドラマ「アカギ」を含めて、すでに10本以上。今回もそうだが、極限状態を生きる役柄が多い。「基本、命を狙われていないときのほうが少ないです(笑)。非日常がやっぱり好きですし、楽しいですよね」と“男子心”をのぞかせる。役に成り切るためにひたすら原作を読み込み、どう演じたらファンが喜ぶかを考え、忠実に体現するのだ。

進撃の巨人
共演者とのバランスを考えて演技! (C) 2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 (C) 諫山創/講談社

 アルミン像については、「エレン(主人公、三浦春馬)やミカサ(ヒロイン、水原希子)に比べると身体能力が低いことに劣等感もありますが、その一方で自分にしかできないことを冷静に分析できている。戦いに役立つアイテムを作ったり、作戦を立てたりすることには自信を持っているし、自分が全体のために何をすべきかが客観的に見えている。そういう意味では一番大人だし、芯のあるキャラクターだと思ったので、そこを大切にしながら演じました」と役柄に重なる客観性で分析する。

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 現場では、共演者とのバランスを考えて演技をしたという。「全てのキャラクターの中で、アルミンはほぼ唯一の、動けなくて弱いヤツ。女のコだけど自分よりも確実に強いサシャ(共に戦う仲間、桜庭ななみ)の後ろに隠れるといった細かい動きでダメ感を出しました」

 最もうれしかった「役割」は、ナレーションを担当できたこと。「『大人になったアルミンが、自分の体験を思い返して語っている方向で』と演出されました。物語の主人公であるエレンとミカサを幼少期から知っていて、引いた場所から全てを目撃して、最後まで生き残り、それを物語として残すのがアルミン。地味に見えて大切なポジションを任されたことがとてもうれしかったです」(取材・文/須永貴子)

映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は8月1日より全国公開

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