紀里谷和明監督ハリウッドデビュー作『ラスト・ナイツ』11月日本公開決定！

　紀里谷和明監督のハリウッド進出作『The Last Knights』が、『ラスト・ナイツ』という邦題で11月に日本公開されることが明らかになった。

　本作は、『CASSHERN』『GOEMON』などで独自の世界を築き上げてきた紀里谷監督が、『ミリオンダラー・ベイビー』のオスカー俳優モーガン・フリーマンと、『クローサー』『シン・シティ』のクライヴ・オーウェンを主演に迎えた作品。

　「忠臣蔵」を題材に、不正を良しとせず反逆罪に問われ斬首されたバルトーク卿（モーガン）の敵を討つため、まな弟子のライデン（クライヴ）が死を覚悟した戦いに挑むさまを描いた物語で、併せて公開された特報映像やティザーポスターでは、監督が5年の歳月をかけて作り上げた壮大な世界観の一端が披露されている。

　ハリウッドデビューを果たした紀里谷監督は、「多くの方々に支えていただきながら、5年がかりで作り上げた作品です。まだ、小さな一歩ですが、確実に踏み出した一歩だと思っております」と謙虚に喜びを語り、「日本での公開は今年の秋ですが、1日も早く皆さまに観ていただきたいという気持ちでいっぱいです。未熟ではありますが、これからも応援して頂ければ幸いです」と呼び掛けた。

　また、『硫黄島からの手紙』で海外経験のある実力派俳優の伊原剛志が、唯一の日本人俳優として本作に出演。ライデンの最大のライバルである一流の剣士イトーを演じた伊原は、「最近、スポーツでも必要とされる侍スピリッツ！　その武士道を騎士道に変え、日本の役者として唯一この映画に参加しました」と振り返り、「クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、世界の役者達との共演で自分の可能性を確信した作品です」と名優たちとの共演に刺激を受けた様子。劇中では、クライヴとの一騎打ちのシーンもあるそうで、見事な剣術と演技力に注目だ。（編集部・吉田唯）

映画『ラスト・ナイツ』は11月にTOHOシネマズスカラ座ほか全国公開