あなたの将来のため3万ドルをプレゼントします!?巨匠ボグダノヴィッチ13年ぶりの新作公開決定
テイタム・オニール主演の名作『ペーパー・ムーン』などで知られる名匠ピーター・ボグダノヴィッチ監督の13年ぶりの新作『マイ・ファニー・レディ』が12月に日本で公開される。
キルステン・ダンスト主演の『ブロンドと柩の謎』以来、ボグダノヴィッチ監督13年ぶりの新作となる本作は、ニューヨークのブロードウェイを舞台に、複雑に絡み合う人間模様をウイットに富んだ会話とユーモアを交えて描いた大人のロマコメ。ハリウッドスターのイザべラは、自身のキャリアについてのインタビューに応じる中で、高級コールガールをしていた過去まで無邪気に記者に明かす。やがて、彼女は“お客”の一人で、ブロードウェイの演出家アーノルドから突然、「君の将来のために3万ドルをプレゼントする」という奇妙な申し出を受けた日のことを語り出す……。
高級コールガールからハリウッドスターへと成り上がった小悪魔的なヒロイン、イザべラを演じるのは、主演作『恋人まで1%』の公開が9月に控えるイギリス人女優イモージェン・プーツ。いい加減だがニクめない売れっ子演出家に『ミッドナイト・イン・パリ』や『ナイト ミュージアム』シリーズのオーウェン・ウィルソン、人の話を聞かない精神科医に海外ドラマ「フレンズ」のジェニファー・アニストンがふんするほか、リス・エヴァンス、ウィル・フォーテ、キャスリーン・ハーンら一癖も二癖もある個性派俳優陣が集結。『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督、『フランシス・ハ』のノア・バームバックが製作に名を連ねる。
本作は昨年、第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で『シーズ・ファニー・ザット・ウェイ』のタイトルで上映され、オーウェン・ウィルソンとピーター・ボグダノヴィッチ監督が来日した。(編集部・石井百合子)
映画『マイ・ファニー・レディ』は12月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開