『ゴーン・ガール』トリオ、ヒッチコック『見知らぬ乗客』再映画化を見送りか
映画『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャー監督、主演ベン・アフレック、脚本家ギリアン・フリンの3人が再タッグを組む予定の、『見知らぬ乗客』の再映画化作品の製作が、しばらく見送られるとVultureほか複数メディアが報じた。
本作は、今年1月にパトリシア・スミスの小説「見知らぬ乗客」を映画化したアルフレッド・ヒッチコック作品をリメイクすると発表された。だがその後、アフレックは多くの作品への出演を引き受け、さらにフィンチャー監督とフリンも別のテレビ企画などがあり、今作の製作過程の現状について、Vultureがフリンに聞いたところ、彼女は「みんな、必要以上に多くを入れすぎたわね。わたしたちは(製作時期を)見直すことになるわ」とコメントし、来年はスケジュールが埋まっていることも明かした。
彼女は、フィンチャー監督と共にHBOのテレビシリーズ「ユートピア(原題) / Utopia」に脚本家として関わっており、さらに秋に撮影予定の映画『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン監督の新作『ウィドウズ(原題) / Widows』の脚本も担当している。
オリジナルのヒッチコック作品『見知らぬ乗客』は、妻と離婚したがっているテニス選手(ファーリー・グレンジャー)が、列車の中で出会った見知らぬ男に交換殺人を持ち掛けられることから始まるサスペンス。『ゴーン・ガール』3人の再タッグ実現に期待したい。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)